手話を使う人たちが知っている事
1:手話で考える人たち
>>
日本語ではなく手話で思考をめぐらせる
ネィティブ手話使用者が存在します
>>
2:日本語に手話を当てはめる人たち
>>
頭の中にある日本語に”手話単語”を
当てはめる人たちが存在します
>>
上記1の人たちは”日本語”ではなく
手話で自分の気持ちを整理して表現
します。
上記2の人たちは、”日本語”で思考します。
上記1と2の中間の人たちも多く存在します。
以前は耳が聞こえていて、現在耳が聞こえ
なくなる人たちも多くいらっしゃります。
多くの中途失聴者は、日本語を使って
思考する為、日本語に手話を当てはめて
表現するか、手話を全く使いません。
<手話通訳者(士)の手話>
耳の聞こえない方々が音声情報を入手する為の
方法は2種類あります。筆談、要約筆記等
の日本語文章による情報伝達方法と手話
通訳です。
中途失聴者や難聴者はは元々日本語が聞こえ
ていた(もしくは機械を使うと聞こえる)
のですから、字幕や要約筆記で情報入手が
できる人がほとんどです。
要約筆記とは日本語がわかる聞こえない人た
ち向けの情報保障サービスである。
生まれてからずっと音声が聞こえない
人たちは、音声と日本語が結びつきません。
自然発生的に作られた象形手話による
コミュニケーション+標準手話として
教育された手話表現+口話教育の成果で
ある口話を併用しています。
一人一人の自由な表現が尊重され、
手話サークルでは地域に住んでいる、
”ろう者”が使う手話を尊重し使用しています。
手話通訳者(士)は、聞こえる世界の
音声言語を手話に通訳する場合や
聞こえない世界の手話を音声に通訳をします。
多くの手話通訳者は、手話通訳ををしながら・・・
相手に話者の意図が伝わっていない事を
感じながら通訳をしている場合が多くあります。
手話通訳者が使う手話を上記1や2の立場の
人達や様々異なる立場では、使用していない
為、手話通訳を理解できない人がいます。
”日本手話”
”日本語対応手話”
このようなシンプルなカテゴリー分けで
整理ができるような単純な言語体系を
実用されている手話は持っているわけで
ありません。
とてもカオス的であいまいな手話表現が
使用されている為、手話通訳者が使う
手話を読み取ることができない人が多く
存在する事となってしまっています。
<手話通訳はとても重要です>
政見放送や災害時には手話通訳士(者)が
手話通訳を行います。電話リレーサービスを
使って電話をかけるときも、手話通訳者
(士)を介して情報を伝えます。
今後は手話言語法が制定され、手話通訳者が
聞こえない皆さんの情報保障を行う目的で多く
派遣されるようになるでしょう。
手話通訳者が使う手話表現を学ぶ事が
これからもますます大切になってきます。
手話通訳者(士)の使う手話を理解する
事が、手話による情報保障を実現させ
聞こえない方々が聞こえる人たちと同じ
人権が得られる為の手段です。特に前記1の
ネィティブ手話を使う皆さんにとって
聴者と共に、そして対等に生きてゆく為の
唯一の方法が手話通訳から情報を得る事です。
<どうすればいいの?>
>>>>>>>>>>>>>>>
手話学習
日本語学習
>>>>>>>>>>>>>>>
これら2つを行う事が必要です。
聞こえない人は、聞こえる人より
人としての価値(値段)が低いと
裁判で判決が出されています。
情報格差と情報理解力の差を解消する
事によって差別を無くすことが大切です。
耳が聞こえる皆さんは、もっともっと
手話を学んで手話通訳を行い、聞こえない
皆さんと情報共有を行うことが大切ですし、
聞こえない皆さんも、手話を学び日本語の
語彙数を増やす必要があります。
聞こえない皆さんは毎日のように電話リレー
サービスを使って、何でも自分でできるように
なることが大切です。
問題について整理しましょう。
ー--
は標準手話で通訳をする。
この標準手話が聞こえない人たちに普及していないのである。
標準手話が普及していないという問題・・・ではなく、
聞こえる世界がどのような世界なのか?
生まれつき聞こえない方々には想像ができない為、
理解ができないのである。
ー-
<聞こえる世界の理解や教育>
耳が聞こえない人たちに、
聞こえる世界の理解をしていただく
にはどうすればいいのでしょう?
自分たちも聞こえる世界の
一員である事をご理解いただくには
どうすればいいのでしょうか?
聞こえる、聞こえないという差に
よって差別的な立場の違いや社会
経済活動への参加が困難な状況を
解消するために大切な事
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