皆様!

手話は昔“手真似(てまね)”と呼ばれ、

聞こえる人たちから

“高度な思考活動”を手話を使って

行う事ができない!と

評価され続けてきました。

これは、事実なのでしょうか? 

それとも、誤解なのでしょうか?

”身振り“や“空文字”、

その他さまざまな表現手法を駆使して

聴覚障害者の情報補償を行う試みが

長年行われてきました。

トータルコミュニケーションと

呼ばれ、日本の手話でも米国の

ASLでも使われています。

日本では、義務教育で手話の使用が

認められた2007年前後に、“日本語対応手話”

という呼称で、日本語に手話をパズルの

ように組み込む手話を使う教育を良しと

する風潮が生まれました。

皆さんは忘れてしまったのかもしれませんが、

手話は2007年より以前から、”手話”と

呼ばれていました。

手話はずっと”手話”だったんです。

”日本語対応手話”技能試験はありません

”日本手話”技能試験も存在しません。

”手話”はいつの時代も一つなのです。

ずいぶん昔から、栃木県の聾学校で

教育が進められていた逐語訳の

手話教育がありました。

その時も今も”聾学校の逐語訳教育”は

栃木県のろう者に影響を与える事は無く、

ろう者の皆さんは標準手話を使っています。

標準手話で高度なコミュニケーションが

出来ないと聞こえる人たちの間で

信じられていた時代も、手話を使う人たちは

スムーズに不自由なく手話で情報交換を

行なっていました。

手話は各個人の語彙力の差で話題も

表現方法も異なります。

これは、

聞こえる人たちの間でも話し方や

コミュニケーション内容の差が

ある事と同じです。

手話は見る言葉ですので、

ジェスチャーや身振りを使って

表現する方もいます。

手話も語彙の違いはその人の

教育環境や経験などの背景が

違うという意味だけで、手話が

高度な会話を表現できない

というのは間違いです。

言語は

”読み”、”書き”、”会話”の集まりです。

手話は聴覚障害者の”会話”です。

聴覚障害者も日本語の文章を読み、

書く事が出来なければ、社会参加

する事が出来ません。

日本語の読み書きと手話を学習する事が

とても大切なのです。

今夜もオンライン手話で

手話を使ってみましょうか!

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