皆様!
皆様は手話がどうしても読み取れないと
感じたことはありませんか?
その原因は自分の手話学習不足だと
考えていると思います。
はたしてそうなのでしょうか?
読み取りができない
手話を考えてみましょう。
<読み取りができない手話の考察>
–
手話が読み取れない理由を
いくつか挙げてみます。
1: 正しい手話とは何かわからない
2: 手話が言語として運用されていない
3: 手話教師が共通の手話指導を行っていない
1:正しい手話とは何かわからない
聴覚障害者の手話が運用される範囲は極めて
限定的で、主に家族や地域の手話サークルで
のみ使用されている。
語彙数が少ない。
社会経済活動に参加できる語彙数も
学習する場所もなく
ご本人は必要性も感じていない
2:手話が言語として運用されていない
手話を学んだことが無い、
理解できない手話が多い
理由:
聴覚障害者に対する口話に
よる日本語教育の失敗により、
聴覚障害者が正しく日本語教育を
受けられなかった事が
聴覚障害者の手話語彙数が
少ない原因と考えられる。
聴覚障害者の語彙に合わせて
手話通訳者は話者の使う文章を
簡単な文章へ意訳している為、
聴覚障害者が手話通訳者から
日本語の語彙数を増やす為の
情報が得られない。
(意訳しなければ、手話通訳が
成立しないのが現状)
知事会見、政見放送等で
手話通訳が行われるが
手話を読み取れない
聴覚障害者が多く存在する。
理由は日本語に紐づいた
手話を学んでいない為。
3: 手話教師が共通の手話教育を行っていない
手話教師が個人の異なる考え方を基に手話を
指導している為、ミスコミュニケーションを
誘発する手話が普及している。
私たちが手話を正確に読み取りができない理由は、
聴覚障害者の日本語能力の差とそれに紐づいた手話
表現に個人個人の表現の差があるからです。
聴覚障害とは何でしょう?
聴覚障害とは生活のベースとなる日本語の理解が
乏しい事です。
これが聴覚障害による”障害”の本質です。
”聞こえない”という事よりも日本語を
理解できないという要因が、
聴覚障害者の社会経済活動を阻害しています。
日本語が理解できない為、新聞、本、
テレビの字幕が理解できません。
要約筆記が理解できず、筆談も苦手です。
聴覚に障がいを持っている方々の多くは、
”カタカナ”で書かれた言葉の意味が
理解できません。
漢字は部分的に理解できている人も
いらっしゃりますが、
文章を読み取る時に自分の理解と
実際の文章の意味が違う事に
気づいていない人も多く
いらっしゃります。
当然、手話学習辞典の単語の
意味も理解できません。
聴覚に障害のある皆さんの日本語の理解を深める為には、
いったいどうすれば良いのでしょうか?
オンライン手話の学習会で一緒に考えてみませんか?
今夜も手話ですね!
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